【2024年最新版】EQ(感情知性)とは?ビジネスで成功する5つの能力を徹底解説

ビジネスの成功には、IQ(知能指数)だけでなく、EQ(感情知性)が重要だと言われています。

本記事では、EQの基本的な概念から、ビジネスにおける具体的な活用方法まで、実例を交えて分かりやすく解説します。

1. EQ(感情知性)が注目される理由

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引用:【プロジェクト管理におけるEQ (感情的知性)】96%のプロジェクトマネージャーがEQによる目標達成への好影響を実感

「数字は上げられているけど、なんだか周りとうまくいかない…」

そんな経験はありませんか?

現代のビジネスシーンでは、専門知識やスキルだけでは通用しない時代になっています。

むしろ、人の気持ちを理解し、良好な関係を築く力が、これまで以上に求められているのです。

そこで注目を集めているのが「EQ(Emotional Intelligence:感情知性)」です。

EQとは、自分や他人の感情を理解し、適切にコントロールする能力のこと。簡単に言えば、「心の知能指数」です。

1.1 現代ビジネスにおけるEQの重要性

ビジネスの現場では、チームで働くことが当たり前です。

その中でメンバーの感情を理解し、適切に対応できる力が欠かせません。

例えば、こんな場面でEQが活きてきます。

・プレゼンテーション中、聴衆が退屈そうだと察知して、すかさずトーンを変える
・チームメンバーの表情から疲れを感じ取り、適切なタイミングで休憩を提案する
・部下が落ち込んでいるときに、上手に励ましてモチベーションを引き出す

これがまさにEQの力です。

特に、コロナ禍以降のリモートワーク環境では、画面越しでも相手の感情を読み取り

、適切にコミュニケーションを取る能力が一層重要になっているのです。

POINT・EQは他者の気持ちを理解し適切な対応ができる力
・現代のビジネスで大きな価値を持つ
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EQは人を繋げる力になりますよ!

1.2 EQとIQの違い

「頭が良い=仕事ができる」。そんな単純な方程式が通用しない時代になっています。

では、IQ(知能指数)とEQ(感情知性)は具体的にどう違うのでしょうか?

分かりやすく比較してみましょう。

比較ポイント EQ(感情知性) IQ(知能指数)
意味 人の気持ちを理解し、適切に対応できる能力
例:相手の表情から気持ちを読み取る
論理的思考力と問題解決能力
例:複雑な計算問題を解く
得意なこと ・感情のコントロール
・人間関係構築
・共感力の発揮
・数値分析
・論理的思考
・体系的理解
活躍する場面 ・チームマネジメント
・カスタマーサービス
・コンフリクト解決
・データ分析
・研究開発
・システム設計
鍛えられるか 訓練や経験で大きく伸ばすことが可能
※継続的な努力で着実に向上
20歳頃までに概ね固定
※急激な向上は難しい
ビジネスでの価値 ・チーム生産性の向上
・職場環境の改善
・リーダーシップの発揮
・技術的課題の解決
・戦略立案
・業務効率化
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EQがチームを動かすキーワードですね!

2. EQ(感情知性)の基礎知識

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EQ(感情知性)は、近年のビジネスや教育分野で注目される能力の一つです。

ここでは、EQの基本的な定義とその背景についてわかりやすく解説します。

2.1 EQとは何か?

「仕事ができる人」と「成功する人」の違いは何でしょう?

実は、その大きな差を生み出すのが「EQ(Emotional Intelligence:感情知性)」なのです。

EQとは、自分と他人の感情を理解し、それを適切に活用する能力のこと。

言い換えれば、「感情を味方につける知恵」とも言えます。

例えば、以下のようなことが行えます。

・重要なプレゼン前の緊張を、むしろ集中力を高めるエネルギーに変える
・チームメンバーの微妙な表情の変化から、サポートが必要なタイミングを察知する
・対立する意見をうまくまとめ、チーム全体でより良い解決策を見出す

このように、EQは単なる「空気を読む力」ではありません。

感情を理解し、それを建設的に活用することで、より良い判断や行動につなげる能力なのです

POINT・感情を理解し、活用する実践的な能力
・仕事の成功に直結する重要スキル
・意識的な努力で向上可能

2.2 EQの歴史:どのようにして注目されるようになったのか?

「頭が良い=成功する」という方程式に、大きな疑問を投げかけたのが、EQという概念でした。

1990年代、心理学者のダニエル・ゴールマンが『Emotional Intelligence(EQ:心の知能指数)』を出版。

この本は、従来の知能指数(IQ)だけでは人の成功を説明できないという、画期的な視点を提示したのです。

面白いことに、この概念は瞬く間にビジネス界で注目を集めました。なぜでしょうか?

実は、多くの企業が「高いIQを持つ人材が必ずしも成功するわけではない」という課題を抱えていたのです。

例えば、

・優秀な技術者なのに、チームワークが苦手で成果を出せない
・学歴は素晴らしいが、顧客との関係づくりができない
・分析力は抜群だが、部下のモチベーションを下げてしまう

このような課題に直面した企業は、人材育成の方針を見直し始めました。

単に知識やスキルを教えるだけでなく、「感情を理解し、活用する能力」の開発に力を入れるようになったのです。

POINT・EQは1990年代に体系化された比較的新しい概念
・ビジネスの現場で実践的な価値が証明されている
・現代社会でその重要性が増している

特に今日のような変化の激しい時代では、EQの価値はさらに高まっています。

AIやテクノロジーの進化により、論理的思考や計算能力は機械に任せられる一方で、「人の気持ちを理解し、適切に対応する能力」は、むしろ重要性を増しているのです。

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EQは時代が求めるスキルなのですね!

2.3 EQを構成する5つの能力

「人の気持ちがわかる」これは、EQの一部に過ぎません。

EQは以下の5つの能力が組み合わさって初めて、真価を発揮する力なのです。

それぞれの能力について、具体例と共に見ていきましょう。

能力 定義 ビジネスでの重要性 具体例
自己認識 自分の感情や行動を理解し、
周囲に与える影響を把握する力
・強みと弱みの正確な把握
・自己改善の基礎となる
・信頼関係構築の土台
プレゼン前の緊張を自覚し、
深呼吸して冷静さを取り戻す
自己管理 ネガティブな感情をコントロールし、
冷静さを保ちながら適切に行動する力
・ストレス状況での冷静な判断
・チームの安定性維持
・危機対応力の向上
緊急の問題が発生した際、
感情的にならず冷静に解決策を提案する
モチベーション 内面的なやる気を持ち続け、
目標に向かって努力する力
・長期的な目標達成
・チーム全体の士気向上
・困難な状況での推進力
長期プロジェクトで途中の困難にもめげず、
チームを鼓舞して完遂に導く
共感力 他人の感情や立場を理解し、
受け入れる力
・チーム内の信頼構築
・円滑な協力関係の構築
・効果的な問題解決
同僚の意見に耳を傾け、
不安や懸念を共有しながら
適切な解決策を一緒に考える
社会的スキル 効果的なコミュニケーションを通じて、人間関係を築き、
リーダーシップを発揮する力
・チームの結束力強化
・対立の円滑な解消
・組織全体の生産性向上
ミーティングで意見の対立があった際、
双方の意見を調整して合意を引き出す
POINT・5つの能力は相互に関連し、補完し合う
・どの能力も実践を通じて向上可能
・日々の業務で意識的に活用することが大切
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柔軟に対応する力が強みになります!

3. EQを高める具体的な方法

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「才能ではない。努力で伸ばせる」

EQは、適切な訓練を続けることで、誰でも確実に向上させることができます。

ここでは、すぐに実践できる具体的な方法をご紹介します。

3.1 自分の感情を「見える化」する

「今日、自分はどんな感情を経験したのだろう?」

このシンプルな問いかけから、EQ向上への第一歩は始まります。

感情を「見える化」することは、自己理解と成長の基盤となる重要な習慣です。

具体的には、以下のような振り返りを毎日15分行ってみましょう。

今日の感情の記録・印象に残った出来事3つをリストアップ
・その時の自分の感情を具体的に書き出す
・感情の強さを10段階で評価する
行動の分析・その感情が生まれた理由を考える
・取った行動は適切だったか検討する
・より良い対応方法がないか模索する

このような振り返りを続けることで、自分の感情パターンが見えてきます。

例えば「午後3時頃に焦りやすい」「特定の相手との会話で緊張が高まる」といった傾向に気づけるようになります。

そして、この「気づき」こそが、EQを高める最初の第一歩。

感情を味方につけ、より良いパフォーマンスを発揮するために、まずは15分の振り返り習慣から始めてみましょう。

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日々の振り返りが成長につながりますよ!

3.2 フィードバックを受け入れる力を養う

仕事の成長に欠かせない「フィードバック」。

でも、時として耳の痛い意見を聞くのは誰でも苦手なものです。

例えば「プレゼンが長すぎる」というフィードバックを受けた場合。

すぐに反論するのではなく、「具体的にどの部分が長く感じましたか?」と質問し、次回は要点を3つに絞って話すなど、実践的な改善行動につなげていきます。

POINT・フィードバックは成長の貴重な機会
・まずは受け止め、じっくり分析する

3.3 他者の視点を理解する練習を行う

「なんであの人、そんな態度をとるんだろう?」

こんな疑問を感じたとき、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?

相手の視点に立って物事を見る練習を通じて、より深い人間関係を築くことができます。

毎日の仕事の中で、こんな習慣を取り入れてみましょう。

3.3.1 相手の様子をよく観察する

「目が疲れている様子…昨日残業が多かったのかも?」
「いつもより声が小さい…何か心配事があるのかな?」

相手の気持ちを理解するEQを高めるには、まず「観察力」を磨くことから始めましょう。

普段何気なく見過ごしている同僚の表情や態度の変化に、意識的に目を向けてみるのです。

POINT・表情の変化に注目する
・声のトーンの違いを意識する
・いつもと違う仕草を見逃さない

3.3.2 相手の状況を具体的に考える

「新しいプロジェクトが始まって、プレッシャーを感じているかも」
「入社1年目で、分からないことが多くて不安なのかも」

変化に気づいたら、次は「なぜ」を考えることが大切です。

相手の立場や状況を具体的に想像することで、EQを着実に高めることができます。

POINT・相手の立場で状況を考える
・具体的な背景を想像する

3.3.3 自分だったらどうかと考える

「私も同じ立場なら、緊張するかもしれない」
「こんな状況なら、イライラしても不思議じゃない」

相手の状況が分かったら、「自分ならどう感じるだろう?」と考えてみましょう。

この習慣が、EQを大きく向上させるポイントとなります。

この「自分事」として考える習慣が、自然な共感力を育てます。

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自分の視点を変えると見える世界が広がりますね。

4. EQ測定に関するQ & A

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4.1 Q:EQテストって何ですか?

A: EQテストは、自分の感情をどれだけ理解し、適切にコントロールできるか。

また他人の感情をどれだけ共感し、良好な関係を築けるかを測るためのテストです。

自分の感情や他人との関係を知るために使われます。

4.2 Q:EQテストにはどんな種類がありますか?

A: 主に3つあります。

1.自己報告型テスト
自分で質問に答える形式です。簡単にできますが、自分の感じ方に左右されることもあります。

2.他者評価型テスト
周りの人(同僚や上司)に評価してもらう方法です。自分では気づけない部分を知ることができます。

3.実践型テスト
実際の行動や場面で感情をどう扱うかを見る方法です。正確ですが、準備や時間が必要です。

4.3 Q:EQテストって信頼できますか?

A: それぞれ特徴があります。自己報告型は手軽ですが主観的になりやすいです。

他者評価型や実践型はより正確で客観的な結果が得られます。

4.4 Q:自己評価と専門家診断はどう違うんですか?

A: 自己評価は、自分で感情や行動を振り返る方法です。

気軽に始められますが、どうしても主観が入ります。

専門家診断は、プロが分析してくれるので、信頼できる結果が得られますが、時間や費用がかかります。

5. まとめ

EQ(感情知性)は、ビジネスだけでなく、日常生活にも深く影響する事柄です。

EQを高めようとする場合においても、短期間で結果を求めず、長い目で見て取り組むことが大事です。

今日から少しずつ始めて、自分の成長と周りの変化を楽しみましょう!

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FIRST COACH 加藤巧海

FIRST COACH 加藤巧海

株式会社FIRST COACH 代表取締役 認定プロコーチ。 1996年生まれ、広島出身です。 コーチングの現場で培った実践的なノウハウを提供し、クライアントと共に成長し続けることを大切にしています。 エグゼグティブ・コーチングによる目標設定、現状把握、解決策の創出で、個人や組織のリーダーシップを強化。目標達成に向けて成長するための戦略的なプロセスへ焦点を当てたアプローチに高い評価をいただいています。

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